第238話 紅茶の缶(2024.4.30)

 風の通る家

 紅茶の缶238話 

 

 アートスペースエリコーナ開館20周年記念と、日々の新聞の500号を記念して「黒田征太郎 松本令子 挿絵原画展」が3月中旬、平字大町のエリコーナで開かれた。その際、お祝いに、すてきな缶のアムシュティーコレクションをいただいた。缶には20種類のお茶が入っている。あまりにかわいいので、1カ月ほどテーブルや本棚など場所を変えて飾っていたが、締め切りを前にいくつか飲んでみた。
 なんとなく元気がもらえるような気がして選んだ「アップルガーデン」は、りんごとアプリコットのフレーバーティー。おいしくて香りもよく、疲労感漂う体の隅々の細胞まで行き渡る感じがした。
 次は何を飲んでみようか…リストをみながら考えている。お茶がなくなったら、この缶に何を入れよう、と。紅茶の缶は美しいものが多いが、このアムシュティーコレクションの缶は特別。エリコーナの中川さんたちのご厚意で開かれた「黒田征太郎 松本令子 挿絵原画展」を思い出す。



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