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 いままでいわきは小児科、産婦人科ともほかの地域に比べて恵まれていた。これからは少し大変になるかもしれない。子供の数が減るより医療供給の減少するスピードが速い感じがする。
 その背景としては、医療に携わる人たちの高齢化、それに小児科医、産婦人科医になる人が少なくなっている、それから新しい研修制度で大学に残る医師が減って地域への医師の供給が難しくなっている――の3つが挙げられる。
 ちょうど今までのシステムが変わる過渡期で、特に東北での医者不足が言われている。困っている状態。地理的に福島、郡山などと比べて、会津と同じで交通 、アプローチの悪さが医者を確保しにくくさせている。
 医者の新しい研修制度は、初期医療はだれでもできなければいけないという考えから、2年かけてすべての診療科で研修を受ける。研修後、専門を学んで、地方の病院などで診療を始める。研修制度の変更とタイミングが合ってしまっている。いずれ制度が落ち着けば、元に戻っていくのではないか。それに期待したい。
 ただすでに医局制度は崩れ、いずれアメリカのように研修医が自分で診療したい病院を選ぶような形になっていくのではないか。きちっと学べて、質の高い医療をしているいい病院を狙って、実力をつけていく。これからの日本にもそういうことが起こりつつあると思う。

 これからのあり方が話し合われている共立病院には3つの役割があると思う。1つは公共の医療。救急医療、感染症、精神障害、災害医療などにちゃんと対応できるようにしてほしい。不採算部門、バックアップしてもらえればと思う。それから高度医療、そして研修医の教育。実力があれば、研修医は集まってくる。
 ある一定レベルの医療は地域内でできることが大切。結果としてできない場合は、他地域に紹介する。共立病院のあり方が決まると、地域全体の医療も自ずと連動する。医療は営利であってはいけない。医療は報酬をもらう。公共の立場であった医療でなければならない。








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