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はじめに


 草野天平の生涯を追った『天平―ある詩人の生涯』を出版して3年がたとうとしている。思えばあのころは、毎日パソコンの前に座り、原稿を手直しする作業に追いまくられていた。休みの日など、朝8時ごろから夜の11時ごろまでずっと、キーを叩くということもあった。それでも最後は、締め切りに迫られ、バタバタしてしまった。天平の命日に開かれる「詩と音楽の集い」に本を間に合わせたい、という一心からであった。

 そういうものなのだろうか。本を出したあとからも、天平をめぐるエピソードや情報は次から次とやってきて、歯ぎしりをするような思いを何回もさせられた。だから、「天平を知る」という作業は、エンドレスに続いていくものだと思っている。そして、次の時代にきちんとしたかたちで渡すことを、自分の仕事の1つだと言い聞かせている。

 ここに収められている文章の数々は、個人的メールマガジン「いわきクロニクル」用に書かれたものだ。本が正門だとすれば、こちらは勝手口とでも言おうか。取材でのエピソードや書き手の心の揺れ、などが書かれている。今あらためて読んでみると、ルポルタージュというのは、著者と対象者の距離感をどう表現するかではないか、と思ったりもする。「客観報道」という隠れ蓑を着て、自分を透明人間のように扱うお行儀のよい文章ではなく、うるさがられても、等身大の書き手が瞼に浮かぶような文章を書いていたいと思う。

2003年1月14日 安竜 昌弘





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