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 『日々の新聞』は、いわきで今起こっていることを深く取材し、独自の切り口で伝える週刊(当初は月2回を予定)の新聞です。
 「なぜ『日々の新聞』を始めるのか?」―。それは、いわきをシンプルに見て、素のいわきを伝えたい、という思いからです。さまざまな事象には、必ず装飾や都合があります。それをきれいさっぱり洗い流すと、物事の本質が見えてきます。素の現実が現れるのです。それがわかってしまうと、何を捨てて何を拾うかが、自然に見え始めます。

 福島市出身の詩人・長田弘に「アンダスンと猫」という散文があります。実在のアメリカの小さな新聞社のことを書いた物語で、主人公のアンダスンは社主であり、コラムニストです。その中に、こんな文章があります。     

 「マリオンは典型的な古いアメリカの町だった。ある日一人の男が、町をでてゆく。もどってくる。赤ん坊が生まれる。誰かが死ぬ。なにも変わらない日々だけがのこる。だが、ありふれてみえる町の日々の一つ一つには、人がそこで生きている無言の物語が籠められている。
 語られることのないそれらの物語を語ることができなくてはならない。平凡な日常を生きている人びとの日々の匂い、感覚をとらえるのだ。それが自分の仕事だ。そうアンダスンは考えていた」

 いわきで暮らす人たちの物語、その大部分が語られることのない無言の物語でしょう。それらをどう拾い上げ、伝えるのか。それが地域紙の記者の仕事だと思うのです。表面に見えるものではなく、その奥底に潜む声なき声、それをどうすくうかが重要なのです。
 「日々の新聞」は、平凡な日常を生きている、いわきの人々の日々や思いを大切にします。そうした人たちの日々の中での、率直で素直な「おやっ」に注目します。そして、自分たちが暮らしているいわきのことを、一緒に考えたいと思っています。                    
2003年1月

『日々の新聞』編集責任者    安竜昌弘




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