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緞帳


破格の大きさがネックに


 「平市民会館の取り壊しとともに、気になる棟方志功の緞帳のゆくえ」という記事を書いたのが2年半前の第17号。市は緞帳の有効活用を模索してはいるが、高さ約9メートル、幅22メートルという破格の大きさがネックとなって、現時点で結論を出すまでには至っていない。その後の動きを追った。



 平市民会館のオープンは昭和41年。当時は、まだ平市の時代で、棟方と親交があった草野心平が間を取り持つかたちで原画を依頼し、それが立体感のあるアップリケ緞帳になった。図柄は漁業や炭鉱など、いわき地方の産業をベースに5人の天女が天空を舞っている姿が、おおらかに表現されている。
 その後、消防法の関係で緞帳の防炎処理をしたところ、傷みが激しくなり、平成3年に約2500万円かけて、現在のものに作り直した。初代のものは豪華さが特徴だったが、現在のものは糸そのものに難炎剤を染みこませて織る方式で、立体的ではないがしっとりと落ち着いた感じがする。
 市は、緞帳の原画がいわきのために描かれたことを踏まえ、残す方向で検討。ゆったり館や草野心平記念文学館の壁面などにタペストリーとして飾る方法などを模索した。しかし、あまりにサイズが大きすぎて合わず、あくまで緞帳は緞帳として、既存の市民会館で利用する方向に転換し、検討を進めている。
 サイズ的に一番合うのは、常磐市民会館だが、それでも両脇などをカットしなければならず、あえてカットして取り付けるか、または違う方法を考えるか、検討中だという。
 京都の繊維業者によると、緞帳そのものはレーヨン周布なのでどうということはないが、その価値は原画がだれのものなのか。緞帳としては、シンボル性や市民の思い入れとしての意味が大きい。また、こうした例は全国でも比較的多いという。
 これに対して、ファイバーアーティストの織田千代さんは「まちづくりのなかに、市民のこだわりの持てるもの、という視点が大事だと思う。よその町の真似ではなく、いわきにしかないもの、いわきで自然にできたものを大事にする必要があると思う。そういう点で、あの緞帳は、いわきのために棟方志功が描いたものだから、市民の誇りといえる。例えば、いわき駅前再開発ビルの壁面などに、あの行き場のない緞帳を飾り、待ち合わせ場所にするのも一つの方法だと思う」と話している。




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