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最新号 532号

 特集 小さな旅 塩竈

「塩竈」の地名は製塩用の竈を意味し、古くから製塩が盛んだったことに由来するという。4月18日、この宮城県のほぼ真ん中、仙台と松島の中間にあるこの町を歩いた。古くは歌人が憧れた歌枕の地でも会った塩竈の小さな旅を紹介する。

塩竃まち歩き
鹽竈神社の門前町で港町、都人が憧れた歌枕の地

鹽竈神社のこと
朝廷から熱い崇敬を受ける

裏坂界隈のこと
庶民の参拝道として発展

塩竃文化村のこと
きっかけは田園都市構想

旧亀井邸のこと
贅の限りをつくした住宅

長井勝一漫画美術館
「月刊漫画ガロ」名物編集長の部屋

シオーモの小径のはなし
宮沢賢治の碑も

桜が満開だった塩竃神社

 記事

郡山市長を3期12年にわたって務めた品川萬里さん(80)が勇退した。「民主主義の学校」と言われる地方自治と向き合い郡山に良質の種をまいた品川さんをインタビューした。

指揮者のいないオーケストラをめざした
市長の仕事
歴史情報博物館のこと
憲法を守る
いわきと郡山のこと
民主主義の学校めざし種をまく



 連載

92歳 要介護5
認知症の母を介護して思うこと ⑧ 松山良子
母のこと
予防、改善するには、それまでの生活を変える

阿武隈山地の絶滅危惧種 ⑨ 湯澤陽一
ツボゼニゴケ 苔類 絶滅危惧Ⅱ類

木漏れ日随想(41)佐藤 晟雄
父が残した心の言葉


 コラム

刊Chronicle 安竜 昌弘

天平を語る
私の詩は人間の根本の微少な物質で、
幸福といふ一かけらであります。(草野天平)