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 いわき市民マラソンのはなしは平成18年夏に遡る。いわきハワイ交流協会(小野英人会長)が「いわきでフルマラソン大会をやりたい」と、櫛田市長に提案した。その後もいわきハワイ交流協会が中心にいわきの体育協会や陸上競技協会、経済団体、まちづくり団体などに声をかけ、準備会を立ち上げたが、具現化しないままだった。
 一番のネックはコースの設定だった。経費や迂回路、交通規制などを考慮しなければならず、コースの評価がわかれた。一般公道を使うので警察の了解を得なければならないが、なかなか得られなかった。

 そのため「具現化するには、行政が中心になって進めるのが近道では」ということになり、昨年4月から市が事務局を引き継ぎ、コース検討委員会を設けて協議を重ね、12月に2つのコースが提言された。
 1つはいわき陸上競技場から鹿島街道を小名浜方面に走り、いわき東署手前の信号を左折、いわき海星高校の前を通り、永崎海岸を過ぎて中之作港の方に右折、小名浜消防署江名分遣所から折り返し、三崎公園を通り抜けて小名浜港から産業道路を通ってサンマリーナ方面に向かい、化学・薬品工場地帯を通って日産自動車いわき工場辺りで折り返してアクアマリンパークまで戻るコース。
 もう1つは、いわき陸上競技場から高久、沼ノ内、豊間、江名、中之作、永崎、下神白と走り、小名浜港から産業道路、化学・薬品工場地帯を通って日産いわき工場辺りで折り返してアクアマリンパークに戻ってゴールする。どちらのコースも海岸線を含み、いわきらしさを出したという。所々にアップダウンも散りばめてある。

 そして3月23日、初めての実行委員会が開かれ「多くの観衆と声援が期待でき、道路状況の整ったコースがよりふさわしい」と鹿島街道を通るコースに決まった。
 開催日は市内、県内と近隣地域の大会の状況や年末・年始、年度末などを考慮して来年2月14日。3日前の11日には勿来の関周辺を走る「金栗杯」が毎年行われているが、主催者の勿来地区体育協会には説明し、了承は得ている。
 大会開催のための予算は6500万円で、うち市からの補助金は1000万円。ほかに参加料、大会協賛金などでまかなう。フルマラソンへの参加者の定員は3000人で、市民を対象に短いコースも用意する。
 すでに日本陸上競技連盟にマラソンコースの公認を申請している。公認されればフルマラソンの公認コースとしては東日本女子駅伝、しらかわ駅伝に次いで県内3番目になり、マラソン大会では県内で初めてとなる。
 東北地方で公認コースのマラソン大会は田沢湖マラソンといわて北上マラソン大会の2つだけ。隣の茨城県には勝田全国マラソン大会、かすみがうらマラソン、つくばマラソンがある。

 今後、大会の内容などを決め、大会開催の半年ぐらい前には参加者を募集する予定という。




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