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11曲が入っている。ひとことで言えば高田渡的だが、聴けば聴くほどイサジ式独自の温かさが、じわっと沁みてくる。どの曲も人生を表現する大人のフォークソングばかりで、味わい深い。なんともいえない魅力がある。
  「帰れない町」「重荷を降ろす時」は、ふるさとが震災・原発にまきこまれたことがきっかけとなって、できた歌。アメリカの古い民謡を曲にして、自ら作詞した。ふるさとを思う心情を決して湿っぽくなく歌う。それがかえって心を穏やかにしてくれる。
 種田山頭火が好きだという。それが「歩いても歩いても険しく長い道/歩いても歩いても辿りつけない道/人の言葉が人を遠ざける/人の言葉が人をつなげる」の歌詞あたりから読みとれる。
 イサジ式は、ありふれた毎日、ありふれた風景の中に大切なものを見出し、自分ができることをささやかに歌にしていく、と決意したのだろう。その背中を押したのは震災と原発だったのは間違いない。いわき、特に小名浜を知っている人にとっては思い出の扉を開いてくれる力があり、さまざまな思い出の風景が浮かんでくる。
 もう1つ特筆すべきなのはサウンドがいいこと。かつて吉祥寺の「のろ」に集っていた仲間たちが協力しているので、音に深みがある。CDは2000円。

  ※ 12月6日午後4時半から、ザ・クイーンで「フォーク者イサジ式CDを発売記念いわき漂着LIVE」と銘打ってコンサートが開かれる。高校時代の同級生、西山秀樹さんはこのコンサートの紹介文で「小名浜飛び出て40年。たどり着いた先はいわきだった。フォーク者・イサジ式が憧憬と郷愁の心象風景を歌う」と書いている。「重荷を降ろす時」などが披露される予定。前売りチケットは、ワンドリンクがついて2500円。




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