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 いま思うこと
 いまの世相について考えてみます。原発事故、森友・加計問題、カジノ、生活困難世帯の増加です。香港では若い人たちによる100万人規模のデモが起こり、「雨傘運動」と呼ばれています。天安門事件以来の激しい抗議行動です。あの国にこそ、ほんとうの民主主義を望んでいる底流というものがあるのではないですか。それに比べて日本はどうでしょう。安保闘争の次の闘争が起こらなければならない、というのに、うんともつんともありません。これは、どういうことなのでしょうか。いまの日本は、民主主義と自由主義とがごちゃ混ぜになっていて、まるでけんちん汁です。
 安倍政権がすべて悪いとは言いません。しかし、例の「カジノを含む統合型リゾート(IR)実施法」、なぜ必要なんですか。国会答弁では「企業誘致」と言うんですね。これは小学生でも「?」と思うのではないでしょうか。ギャンブルの王様であるカジノを誘致することが企業誘致、こういう答弁しかできないんですね。
 第1次安倍内閣の主たるテーマは教育でした。前の小泉政権が地方分権などをがっちゃんがっちゃんやったもんだから、それしかなかったんです。安倍さんが教育にうんちくを持っているということは、国民のだれも信用していないわけです。教育が安倍内閣の心臓部分だとするならば、カジノ、ギャンブルを誘致しやすくするということは、こどもの教育として正しいんですか。日本の企業誘致というのは、科学と技術でなければならないはずです。あれはトランプに「カジノをやれよ」と言われているに過ぎないんですね。
 北方四島の返還問題もそうです。安倍さんはプーチンと27回も会っているのに進展がない。唯一のチャンスはゴルバジョフが橋本龍太郎内閣のときに来て、二島先行返還協定を結ぶ直前までいったことでした。ところが官僚が待ったをかけて、ゴルバチョフが思いとどまった。いまは、日本に天然ガスを買わせようとしているだけです。どんなことをしたって大領土主義のあの国は帰しませんよ。
 安倍さんは「福島県のために、金はいくらでも出します」と言いながら、東京五輪がIOCで決まる前に外国人記者に「日本は原発事故被災地だろう」と言われて「東京は200H離れているから」と答えました。「その言い方はないだろう」って思うんですね。「金は出すけれども東京は200H離れているから安心」というわけです。それを突っ込むマスコミは、だれもいない。残念でした。
 現在の閉塞感をひと言で言うと、「唇寒し秋の空」ということだと思います。何を言っても通 用しない、何を言っても取り上げられない、何言っても話題にならない。そういう世相になんでなってしまったのか。それもあってか、国民が関心を示さなくなっています。どんどん格差が広がって生活苦の人が増えたことも大きいと思います。かつては、意地でも生活保護世帯にならなかった。しかしいまは最低賃金世帯よりも生活保護世帯の方が収入がいい、という矛盾があります。働き方改革といっても非正規雇用問題をきちんと解決しないと解決にならないんです。時給680円が700円台になって、ようやく1000円でどうかというのに過ぎないんですね。
 そんなふうに、イライラしてみているけれども、いかんともしがたいのが現実です。無理が通 れば道理が引っ込みます。各省庁とも国土愛をなくし、官邸の意に沿うように、とそれだけです。それによって、ますます菅官房長官の力が強くなっています。ふるさとの湯沢(秋田県)に胸像をつくることになり、地元でお金を集めているそうです。像や碑というのは住民の心の中に建つもので、石でつくるものではないですよ。安倍政権を支えた功労者という評価なのでしょうが、生きているうちにすべきことではありません。


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編集後記田人お伽草紙草野天平の頁日比野克彦のページ
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