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草野天平の本

安竜昌弘著『天平ーある詩人の生涯』

天平ーある詩人の生涯

B5版、 316ページ
天平の会刊
化粧箱入り、布張り
定価3,800円
送料340円

 草野心平の弟・天平を描いたルポルタージュ。昭和27年に42歳で亡くなった天平は、その凄絶な生き方と澄み通 った完成度の高い詩で知られている。晩年は、戦後の社会に愛想を尽かし、自ら比叡山に山ごもりをして、内なる詩をつくることにつとめた。残念なことに、志半ばして病に倒れ、早世したが、その詩を愛する熱狂的なファンは多い。
 本書は、未亡人の梅乃夫人、子息の杏平さんとの交流を軸に、天平の生きざまや「戦後」という時代などを丹念に描いている。特に、天平亡き後、残された梅乃夫人と杏平さんの天平を中心に据えた生き方まで言及していることもあり、家族の物語的な色合いが濃い。





草野梅乃編著『三重奏―草野天平への手紙』

草野天平への手紙

A5版
260ページ
彌生書房刊
定価2,500円
送料310円

 タイトルの「三重奏」は書簡、没後に寄せられたことば、没後の主な出来事の構成からつけられた。以前、天平の手紙と随筆を集めた『挨拶―草野天平の手紙』が出版されており、この本はその姉妹版となる。
 二つの本は、夫人・梅乃さんがいたからこそできた。草野天平という詩人の存在をなんとかかたちに残したい、その一存で梅乃さんは生きてきた。天平の手紙を集め、写 して返す、その繰り返しが『挨拶―草野天平の手紙』に結集された。今回の本はそれから、33年後の2002年、天平没後50年を記念して、発刊された。その中には、天平と交流のあった人はもちろん、天平死後に天平に魅せられた人たちの文章も載っており、「天平への思い入れ」が集約された内容になっている。この中で子息・杏平さんは「まさに本書は母の努力のモニュメントである」と書いている。



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