第441号

441号
2021年7月15日

   

白水阿弥陀堂のハスが咲かない

 いったい、どうしてしまったのか。いつもなら神聖なピンクの姿を見せてくれる白水阿弥陀堂の古代ハスが、ことしは1輪も咲かない。こんなことは根茎を植えて以来、初めてだという。
 原因と思われるのは、池に放されたアカミミガメ(ミドリガメ)。1回に10個以上の卵を産むのでどんどん増え、ハスの芽を食べ尽くしてしまった。全国各地に、こうした例が結構ある。
 この季節、庭園にはかなりの人が訪れる。殺伐とした池を目にした人たちの心を思う。すぐ再生に取りかからないと。


 特集 理解を深めるために 海洋放出問題

 トリチウムを含む汚染水の海洋放出は本当に問題ないのか。「これ以上海を汚すな! 市民会議」が主催して行われた廃炉・汚染水説明意見交換会(6月26日、いわき産業創造館)での意見交換を通して問題点を考えた。
 質疑では、テーマを「格納容器の損傷対策」「ALPS・二次処理水定義変更+合意形成プロセス」「陸上保管は不可能なのか」「海外報道関連、国連来日拒否問題とトリチウム論文」の4つに分けて問題点を浮き彫りにし、経済産業省資源エネルギー庁の奥田修司さん(原子力事故収束対応室長)が答えた。
 質問者は米山努さん、面川春光さん、水藤周三さん、大河原さきさん、郷田みほさん、佐藤真弥さん、佐藤和良さん、佐藤智子さん、片岡輝美さん、地脇美和さん。


 格納容器の損傷をどう把握していますか
 合意形成のプロセスを教えて
 タンクの陸上保管は不可能なのですか
 海外の反応とトリチウム論文

 記事

メトロノーム

白水阿弥陀堂のハス

 いわき市内郷、白水阿弥陀堂の古代ハスが咲かない問題。大きな原因の一つはアカミミガメ(ミドリガメ)だという。池の所有と管理が市であることを踏まえ、このいわき有数の観光地をどう再生していくのか。他市の事例を紹介しながら考える。



日々の本棚
『磐城平藩の話』
夏井 芳徳
纂修堂・1100円

 連載

戸惑いと嘘(65) 内山田 康
太平洋(3)


阿武隈山地の万葉植物 湯澤 陽一
(38)アカネ


ひとりぼっちのあいつ(19) 新妻 和之
ガウアー先生に倣って


時空さんぽ 再び 〜磐城平城を訪ねて(3)
其の六 施政堂


DAY AFTER TOMORROW(221) 日比野 克彦
TURN茶会

 

 コラム

ストリートオルガン(162) 大越 章子

『絵巻 平家物語』のこと
歴史に名をとどめる人たちの生きかた