GIFアニメ 日々の新聞
CONTENTS 風の通る家
日々の新聞
風の通る家
いわきクロニクル
オンブズマン
編集後記
招待席

田人お伽草紙
草野天平の頁
HIBINO IN IWAKI
時のゆくえ
仲間たちの野辺送り
蔡國強といわきの物語
DUO
オリジナルショップ
定期購読
リンク集
風の通る家
第196話 少しずつ少しずつ
第197話 アーサーさんがやって来た
第198話 とにかく暑い
第199話 中村敦夫さんの朗読劇
第200話 400号の贈りもの
第201話 ふゆじたく
第202話 新しいカレンダー
第203話 気心腹口命


アーサーさんがやって来た


 先週の金曜日、詩人のアーサー・ビナードさんが編集室に来た。その日は午後から、ハワイアンズのラピータで開かれる医療者の全国大会で記念講演をするので、朝一番の特急に乗ってきて、その前に日々の新聞の報道姿勢などを取材した。
 アーサーさんは文化放送で平日夕方の番組「午後の三枚おろし」を持っている。番組で日々の新聞を取りあげようとひらめき、ボイスレコーダーを持って、ひとりでやって来たのだった。着くやいなや、編集者から校正用紙がファックスで送られてきて、しばし集中して校正した。  一段落して、アーサーさんの取材が始まった。優秀なインタビュアーで、話題は多岐にわたった。質問を受けながら、あらためて「報道すること」を考えた。いつの間にか午後1時近くになっていて、車でハワイアンズまで送り、主催者にお願いして、いっしょに記念講演を聴かせてもらった。
 演題は「フクシマが忘れ去られようとしていませんか?」。まず、五月に童心社から発売された紙芝居『ちっちゃいこえ』(脚本はアーサー・ビナード、絵は丸木俊・位 里の「原爆の図」より)を演じた。そのあと1時間半ほど、アーサーさんは熱弁をふるった。主催者が「もう時間です」と書いた紙を提示しても、急には止められなかった。
 その記念講演から、NHKのラジオセンターのスタッフがアーサーさんの紙芝居を追い始めた。8月6日の広島原爆の日の夜に放送されるらしい。アーサーさんの紙芝居『ちっちゃいこえ』も、中村敦夫さんの朗読劇「線量 計が鳴る」と同様、「忘れてはいけない」「それぞれ考える」たねまきだと思う。





日々の新聞風の通 る家いわきクロニクルオンブズマン情報
編集後記田人お伽草紙草野天平の頁日比野克彦のページ
フラガールオリジナルショップ定期購読リンク集
 
  ホームへ画面上へ