中村敦夫さんの朗読劇「線量計が鳴る」が10月6日に三春町で開かれた。3年前から始め、その公演で85回目になった。この新聞が届くころは東京・港区での公演を終え、さらに6カ所での予定が入っているので、来年には間違いなく100回を超すだろう。 これまでいわき、南相馬、那須、東京、郡山、そして三春と6回見ている。「もう暗記しているんじゃない」と、中村さんに言われるが、その時々、言葉が迫ってきて、怒りもこみあげてくる。そして「忘れてはいけない」と思う。 時間の経過とともに中村さんの台本は進化し、訪れた土地の問題などもつけ加えている。来年、100回到達のお祝い公演が、いわきでできたらいい。