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CONTENTS 風の通る家
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風の通る家
●第196話 少しずつ少しずつ
●第197話 アーサーさんがやって来た
●第198話 とにかく暑い
●第199話 中村敦夫さんの朗読劇
●第200話 400号の贈りもの
●第201話 ふゆじたく
●第202話 新しいカレンダー
●第203話 気心腹口命


みほちゃん
 この夏、2年ぶりに福島高専からインターンシップの学生を預かった。遠野から毎日、片道2時間かけて通学しているというみほちゃん。天心爛漫なかわいい女の子で、バンドで作詩とボーカルを担当している。中学2年生の秋から1年間、県の事業でニュージーランドに留学し、帰国後は半年、懸命に受験勉強して1年のブランクを埋め、希望の学校に合格したがんばり屋でもある。
 インターンシップの期間は、お盆明けの8月17日から9月2日まで。156号(9月2日号)の新聞の完成までを一通り体験した。まずは市役所のヨシノリさんを訪ね、ヨシノリさんのことをレポートにまとめた。それからギャラリーに電話取材をして、催し物の予告記事を書いた。市立美術館にも出かけ、ビュフェ展の担当者に取材して原稿にした。
 みほちゃんの将来の夢は音響の仕事に就くこと。それならと、アリオスにお願いして、音楽チーフの岡田辰夫さんを取材させてもらい、インターンシップ卒業記事にすることにした。「岡田さんはすごいです。美空ひばりの東京ドームの公演を担当したんです」と、興奮気味に編集室に帰って来てから、取材不足を補うために何度、岡田さんの元に通ったことか。そして、ため息をつきながら、何度、原稿を書き直したことか。
 「156号に間に合わなかったら、インターンシップはあと2週間延長ね」とおどしたりしたが、ちゃんと156号の2面に岡田さんの記事が載り、みほちゃんは編集室を去って行った。1年半後、みほちゃんがどんな道に進むのか楽しみにしている。




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