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  風の通る家
●第196話 少しずつ少しずつ
●第197話 アーサーさんがやって来た
●第198話 とにかく暑い
●第199話 中村敦夫さんの朗読劇
●第200話 400号の贈りもの
●第201話 ふゆじたく
●第202話 新しいカレンダー
●第203話 気心腹口命


『このいちねん』

 「震災1年の冊子を作りたいね」と編集室で話していたのは、昨年の秋ごろだった。ちょうど岩波のブックレットみたいな冊子。1年を100頁ほどにまとめて、例年、読者にプレゼントしているカレンダーの代わりに贈ろうと漠然とイメージしていた。
 しかし、なまけものの編集室のこと。作業に取りかかったのは2月になってからで、まったく根拠のない20日締めきりという予定は何事もなく過ぎていき、2月末の新聞制作が終わったころから、本格的な作業に入った。
 正直、冊子はできないと思ったが、ほかをすべて犠牲にして邁進した。370頁になったものを、どこまで削り、読みやすくできるか。結局、当初予定の2倍の200頁にし、ぎりぎり次の新聞と一緒に送れるできあがりで、印刷所に入れられた。
 それが『このいちねん』。記念すべき日々のブックレット1号で、編集室の汗と涙の結晶だ。泣き言は言いたくないけれど、いや大変で、大変でした。




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