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第10号
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政治 Politics
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環境 Environment
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時のゆくえ
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ぼくの天文台
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森ノムコウ 空ノムコウ
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磐城のお国言葉
いったんは白紙に戻ったと思っていたのに、党首会談で急転直下合併が決まった民主党と自由党。今秋にも、衆議院の解散・総選挙が予想される中、その調整が注目されている。特に、いわきが関係する福島第5選挙区は、民主党・吉田泉(元市議)、自由党・永山茂雄(前県議)両氏が選挙へ向けて動き出していただけに、両陣営とも戸惑いの色は隠せない。特に永山さんは、「政策や理念の違い」を理由に、かつて民主党を離党しており、自由党とともに民主党入り、となると、ことは複雑になってくる。今回、コスタリカ方式によって小選挙区で闘うことになっている坂本剛二衆議院議員も含め3氏に話を聞いた。
吉田 泉氏
最近、町には泉さんの大きなポスターが目につく。黄色のバックに緑で「吉田泉」の書き文字。さらに赤で「政権交代で、日本を変える」とキャッチフレーズが書かれている。「合併報道」の翌日の朝、泉さんに電話すると「午前中ならいい」と言うので、平字四丁目の店(根本園)へ向かった。
泉さんはすでに新聞に目を通していて、自分の選挙区が競合区に挙げられていることを知っていた。そして、「『2大政党制による政権交代を』という理由の合併には大義がある」ときっぱり言った。泉さんの分析は明快だ。自由党が解党し、民主党に入党して民主党のルールに従う、という今回の合併劇。その特殊性の中で、ポイントは「選挙区調整と小沢さんの処遇」だという。そして、「ルールづくりを見守るしかないね」と言った。
泉さんによると、6月ごろ党本部から「11月選挙、を想定して準備を進めなさい」という指示があり、それを受けてポスターを地道に立てているのだという。
来年が参議院選と県知事選、市議選、再来年が市長選という政治日程の中で、泉さんの頭の中にはどんなスケジュールがあるのか、ざっくばらんに聴いてみた。
すると、泉さんは「地方経済の冷え込みというか疲弊が深刻だねぇ。それをどうにかしようとすると、首長では無理なんだ。まずは国政の場で経済問題と取り組んでみたい、という思いは変わっていないよ」と、まっすぐ話した。
永山 茂雄氏
市議時代は、まず自民系の新政会。すぐ脱会して無所属となり、吉田泉さんと一緒に市議会に新風を送り込んだ。しかし、市議を辞めて民主党から県議に立候補して当選。泉さんの衆議院選では実質的な指揮を執り、その後、「政治信条の違い」を理由に民主党を離党。少したって、自由党に入党し、衆議院選挙の党公認をもらった。
永山さんの政治経歴は、このようにめまぐるしい。ただ、今回は自由党そのものがなくなる事態となったうえに、古巣・民主党への復帰を視野に入れて今後の政治活動を検討しなければならず、苦しい立場に立たされることになった。
24日、永山さんに連絡すると、近くのファミリーレストランで会おう、という。永山さんの場合、なぜか取材場所はファミレスになることが多い。「合併合意は、まったく寝耳に水。まな板の鯉の心境ですよ」。永山さんがポツリと言った。党の公認をもらってから、小沢党首の写 真がついた政党掲示板と宣伝カーが来たそうで、選挙準備が加速する矢先だった。急きょ、(1)政治活動は継続します(2)小沢党首の決定と方針に従って行動します、といった5項目にわたる「今後の対応」という文書を作成して支持者に配ったが、これまでの活動を継続しようとすると「民主党復帰」という難題を避けるわけにはいかず、困惑は大きい。
取材の翌日、党から「今まで通りの活動を継続するように」との指示が入り、合併準備委員会の調整を横目でにらみながら、走り続ける方針を固めた。
坂本剛二氏
剛二さんとは、参院でのイラク復興特別措置法案採決の翌日(26日・土曜日)、自宅近くにある植田の事務所で会った。新進党時代に小沢さんと行動をともにしたことがあるだけに、「小沢さんの行動は純粋だ」と力説する。「小沢さんの目的はあくまで2大政党制の実現。政権交代するまでは、民主党のルールに従い一生懸命下働きするはずだよ。そういう人なんだ。とにかく、政権が長引くと腐敗がなくならないし、情実人事も横行する。私も2大政党制には賛成」と言う。
話が選挙に移ると、「今回の民主・自由両党の合併劇は、両党や自民党にとってプラスマイナスが出てくるね。そもそも自由党の基盤は自民党支持者だから。それが、民主党に入ってどうか。正直なところ、わからない」と言い、両党内の調整は「小選挙区・比例はもちろん、来年の参院選も踏まえて話し合いが行われるだろうね。ひょっとしたら、来年に衆・参同時選挙なんてこともあるかもしれないよ」と真顔で言った。
選挙対策としては現在、女性組織の拡充に力を入れているそうで、「相手は泉さんですか永山さんですか」と尋ねると、「泉さんだろう」と、キッパリ。さらに「小沢さんは自分の目的を達成するために、ああいう形の合併をのんだわけだけれど、自由党の人たちにとっては、次の選挙こそが大事だからね。それぞれの意思に委ねられている以上、今後さまざまなケースが出てくると思う」と、明快に話した。
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