志田名、戸渡、久之浜は東京電力第一原子力から20〜30km圏内で、線量 の高い地域です。原発事故後、高齢化、過疎化が加速しています。それぞれの場所のいまを取材しました。
志田名は台風19号で大きな被害を受けました。農地や土手が壊れ、通 行止の箇所もありますが、復旧はほとんど進んでいません。 原発事故で処理した除染土は11月までに中間貯蔵施設に運ばれることになりました。 震災から9年経って改めて見えてきた問題点、志田名はこれからどうすべきかなどを区長の松本英人さんに聞きました。 台風19号の打撃 放射能とイノシシ 志田名のこれから
一昨年、夫が亡くなった後、アサ子さんはひとり暮らしをしています。内郷で避難生活をする息子が毎日、様子を見に来ています。 アサ子さんは、志田名の人が減っていると言います。「帰って来る子どもらはいないし、帰って来いとも言えない。安全っていうのはいつの時代になったら来るのかね」と話しています。
戸渡には昔からの人々が数軒暮らしています。60年近く前は60世帯が住んでいましたが、いま回覧板をまわしているのは4世帯だけです。戸渡で生まれ育ったという草野秀夫さんに話を聞きました。
駅近くにあった「寿司徳」に「売物件」の看板が立っています。経営していた浅川富美夫・文子夫妻の家を訪ね、話を聞きました。 現在、福島県沿岸は魚種の制限はなくなったものの、いまだに試験操業で量 が抑えられています。トリチウムの問題もあります。久之浜漁港で仲買人に聞きました。
高木さんはコミュニティ商業施設「浜風きらら」の代表をし、ホテルを経営しています。 どういった思いから施設の立ち上げに関わったのか、これから久之浜はどう進むべきか、将来に向けて何をすべきか、などを聞きました。
3.11の原発事故を扱った映画でドキュメントタッチで丹念に描かれています。 原発事故とは何だったのか。安全なところからテレビ電話で命令するだけの東電幹部、高放射能を浴び、死の恐怖と闘いながら作業する現場。その現場作業員がほとんど地元出身者であるという現実。そこから真実が見えてきます。