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ワークショップで作成されたコンセプトチラシは印刷され、11月23日から12月2日まで、日比野さんの予告編のチラシとともに平の町内2000軒(毎日新聞・福島民報読者)へ配られた。
(1)日比野克彦の予告 |
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日比野さん手書きの予告。「明日からどんなチラシが入るんだろう」というわくわく感が溢れている。もう片面
は、かつて日比野さんが作ったヒビノ的な美しいチラシ。こちらはおまけ。 |
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(2)コンセプトは「いわきの空」 |
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夜と昼を表と裏に配し、青で統一されている。青い蒲団や靴、さらに星形や月形のタンバリンも。微妙な青のメリハリが美しい。 |
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(3)コンセプトは「弱いもの」 |
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「弱気」がテーマだけに優しいトーン。代表的な商品としては「ポケジュール」。元気づけてくれる秘書代わりの文房具。さらに、犬嫌いな人のための「カモキャッチ」など。 |
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(4)コンセプトは「独特」 |
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逸品ぞろいで、デザインも個性的。例えば、鼻形のめがね置き、2個限定の足首形キーホルダー、19,000円もする高級鍋など。 |
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(5)コンセプトは「風」 |
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風があってはじめて生きるものを集めた風の市。鯉のぼりやいわき特産の絵幟、魚の干物、さらに竹ひごの飛行機、風車など。 |
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(6)コンセプトは「強い味方」 |
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ダイナミックで個性的なデザイン。徹底的に強いものを集めた。主なものは、刃物や包丁、アジアン雑貨など。伝統も強い味方としてとらえている。 |
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(7)コンセプトは「くしゃくしゃ」 |
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柔らかいトーンのチラシ。薄い黄緑をベースにきれいに「街のくしゃくしゃ」が並んでいる。柏餅の原料である上新粉と柏葉、ポケットにも入る楽器・フルーツシェイカーなど。 |
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(8)コンセプトは「訳あり」 |
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訳があって売れないものを集めたユニークなチラシ。呉服屋さんにある実物大のETやとり皮だけ、美空ひばりのサイン入りブロマイドなど。社会が垣間見られる。 |
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(9)コンセプトは「フワフワ」 |
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ウサギの毛のバック、ダチョウの毛のホコリ払い、ミンクやキツネのウズベキスタン製帽子など、触感がフワフワしているものがいっぱい。 |
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(10)コンセプトは「元気な子ども」 |
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片面
は小学生・佐藤創くんの傑作・子どもを守る防犯ブザー「バズガード」。とっても楽しいチラシで、終盤、ヒビノ氏も一生懸命手伝っていた。
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ワークショップの苦手な私が、またも「アーティスト・日比野克彦」という名前につられて参加してしまった。今回はチラシ作り。そんなもの作ったことない。テーマも「コンセプトチラシ」。それって何?。自分たちでテーマを決めてそれに合った商品を商店街から選び、チラシを作って新聞に折り込む。そんなことしていいの!。だってそれは、自分たちの好き勝手で商品が選ばれてしまうんでしょ。でも、もしかしたら、こんなチャンス滅多にないかも。チラシ効果
として売れるかどうかは別として、おもしろいかもね!。
街に出てみた。実際に街を歩いて商品を見つけ紹介するのって、大変な作業だった。その理由のひとつに、街の人たちの反応が薄いことがあった。取材方法が悪いのかもしれない。けど、商店側にとっても、またとないチャンスかも知れないのに。ワークショップの内容が伝えられていないのも残念だった。こんなこともあってか、商品について取材不足だったり、表現方法がうまくいかなかったり、と難航した。
実際の商店が作るチラシも「どれをどのように載せるのか」なんて、チラシの上からは読み取れない苦労があるのだろう。しかし、今回は多少身勝手におもしろ楽しくアートとして(?)のチラシを作らせてもらった。出来栄えはさまざまだったが、みんなそれぞれに努力した成果
品だと思う。このチラシを見て買い物に行ってくれる人がいたら、うれしいなぁ。またこんな風に街をアートしてみたい。
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