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いま、いわき市立病院のあり方を考える話し合いが持たれている。具体的には共立病院と常磐病院のこれから。すでに来年4月からは病院事業管理者を置いて、共立病院を本院、常磐病院を分院にする「1市1病院2施設」になることが決まっている。
共立病院が担う地域医療での役割を考えると、これは単に市立病院の改革では留まらないし、留めてしまっては市民が望む地域医療をつくることはできない。いわき全体の医療を見つめ、パンドラの箱にもふれ、それぞれが担う医療を考えていく必要がある。
医師不足で、市内の大きな病院でも予想以上に診療科があちこち欠けている。全国的に深刻な産婦人科は、いわきでは出産できる病院が3つ、診療所(開業医)が6つに減っている。それぞれの役割を明確にして、病院同士、病院と診療所が連携しないと、いわきの医療は成り立たない。
このごろ気になるのは、医療で夢や理想が語られなくなったこと。まっ先に出てくるのは数字、病院の経営。それならば、安心・信頼できる質のいい医療への補助のような考えも、市民が求めるのなら必要だろう。
市立病院のあり方を考える話し合いは、いわきのこれからの医療の分岐点になる。なくしてしまった百貨店のように、あとで悔やんでも遅い。いわきの医療に何を望むのか、1人1人が考え、話し合いの行方を自分のこととして受け止め、考えていくべきだ。
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