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今秋行われる市長選に伴い、出馬の意向を示しながら後援会などの反対で微妙な情勢だった吉田弘県議(63)は4月18日の拡大役員会後、正式に出馬断念を表明した。
吉田さんは1月に「市長選へ向け意欲を持って取り組みたい」と発言したが、同じ地区の県議・小野民平さんも出馬の意向を示していることから、後援会に慎重論が多く八方ふさがりの状態が続いていた。
その後、地元の区長会から「1本化してほしい」との要請があり、熟考の末、後援会とも相談して出馬を断念することにした。吉田さんは「同じ小名浜地区で票を2分することはできない。将来に禍根を残さないように勇気ある撤退をすることにした」と話している。
今後については、じっくり考え候補者が出そろった時点でだれを支持するか決めたい、としている。
市長選は今後、現職の四家市長と小野さんとの自民党推薦争いと民主、共産の動向に焦点が絞られていく。
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