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DAY AFTER TOMORROW
Katsuhiko hibino in Iwaki 2001
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 カンボジアのプノンペンで天然の染料を探していた。日本を発つ前にネットとか、知り合いに聞いてはみたけど見つからなかった。それならば自力で植物を採集して草木染めを試みようと、プノンペン名物「ツクツク」の愛称で親しまれているオートバイタクシーに乗って公園や道端にある植物を集めていた時のことだった。
 タクシーの運転手が「植物は何に使うのか?」と聞いてきた。「これを乾燥させて染料にするのです」と言うと「乾燥している植物ならば、売っている店がある」とのこと。「染料専門店?」と聞くとそうではないと言う。とにかくその店に行ってみようと、ツクツクを走らせる。そして着いた店は、なんと! 日本でいう「漢方専門店」だった。
 なるほどここにはウコンをはじめ乾燥した植物が色々ある。しかし値段がお高いのでは…と思って店の人に聞いてみると、これがすごく安い! 日本の漢方の値段とは全く違う! これはいいぞ! と大量 に漢方を購入した。
 店の人も上客が来たとばかりに棚の奥から色々出してくる。漢方薬の中には染料の原料となっている植物と同じものもあり、これはかなり期待できそうだ。アトリエに持ち帰り、早速、鍋で漢方をグツグツ煮て、布をつけてみる。結果 は「綺麗な色が何色も出ました!」
  ワークショップではカンボジアと日本とアセアン諸国の国旗をデザインしてマッチフラッグを製作した。この企画は「アジア代表日本」という名の下で、4年に1回のサッカーW杯の開催年に行っているアートとスポーツを融合させたプロジェクト。「アジア代表日本」は、日本がW杯でアジアの代表として世界の各地域の代表と交流をすることを応援するものだ。
 ワークショップでは、カンボジアもいつかはアジア代表となりW杯に出場してほしい、という思いを漢方で煮込みながら染料を作り、自分たちの新たな文化を作り出すかもしれない仲間とともに大いに盛り上がった。
  そして日本にはない染色の手法でマッチフラッグが生み出されたカンボジアでは、この日集まった若者たちで「アジア代表カンボジア」が結成されることになった。日本の文化がカンボジアに広がったような気がした。ガンバレ!カンボジア!

(アーティスト)
 

 
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