 |
 |
2009年9月5日オランダ・エンスヘーデにてオランダ対日本のサッカー国際親善試合が行われた。オランダはFIFAランキング4位
の強国で日本とは初対戦である。結果は3対0の完敗であった。世界との壁を見せつけられた試合であった。
サッカーの試合会場には様々な応援のフラッグが掲げられる。船主名が書いてあったり、言葉であったり、国旗であったりする。この日の試合も日の丸とオランダの赤・青・白の三色旗が貼られていたが、ひとつだけ両国の旗が1枚の旗になっているものがあった。これはいったいなんなのか? スタンドの観客の目にもとまり、旗の前で記念写
真を撮ったりしている。警備員のオランダ人も、親指をつきたててウインクしている。試合という勝負事ではあるが、サポーターたちは互いにサッカーを愛する人たちであり、共にここに集って来た仲間である。そんなメッセージがこの旗にはある。
縦360センチ、横480センチの中にはみんなの想いが詰まっている。遠く日本からやってきたサポーターたちにも、今日のこの日にここに来られなかった人たちがいることを、確実にこの旗は伝えてくれる。現地に来ることが出来たサポーターたちは、ここにいることに誇りを持ち、友の分まで応援することを心に誓う。
そんな旗の名は「MATCH FLAG」。今年の1月から日本サッカー協会が始めた日本代表応援イベントである。その企画とワークショップを私が行っている。これまでに熊本・東京・大阪・種子島・ウズベキスタンで行ってきた。来年はいよいW杯南アフリカ大会である。岡田ジャパンは早々と出場を決定し、あとは12月の対戦相手抽選で、グループリーグの対戦3カ国が決定する。そこからまたまたこのマッチフラッグは盛り上がっていく感じになる。
オランダでは、試合開始2時間前からスタジアムの入口手前の広場に幕を広げて、応援しに来た人たちに布を切ってもらったり、貼ったりして、試合開始前まで制作をした。そこでのマッチフラッグは初めての土地だが、オランダ人との交流ができ、日本人同士も互いに励まし合うことができる場として機能した。
これは今までにないサッカースタジアム周辺の機能であり、私が求める空気感がそこにはあった。その意味においては大成功を納めた。試合では雨が降り、布は試合終了後、再び広場に広げ、雨上がりの太陽で天日干しをした。するとまた人が集まり「日本は残念だったけど、この旗はいいねえ、反対側からこの旗が目立っていて、素敵だなと見てました」などとの反応がうれしい。MATCH FLAGも世界ベスト4目指してがんばるぞ!
|
(アーティスト) |
|