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この夏は金沢21世紀美術館で作品制作の日々であった。東京にいた日は××日だけで、展覧会の準備に没頭していた。金沢にいたとはいえ、鹿児島・徳島・熊本でこの秋冬に行う展覧会の準備もあり、北陸から九州・四国へと移動しなくてはならないケースもあった。
移動は時間節約のため一番早い飛行機を使うのだが、金沢から一番近い空港の小松空港からは四国・九州は便がない。羽田空港経由になるのがなんともムズガユイ。乗り継ぎが悪かったりすると、これまた時間のロスである。となりの富山空港からは福岡便がある。
8月末から9月にかけてのある日の日程は、金沢→氷見→徳島。氷見というのは富山県の能登半島の付け根にある町である。ここで行われているアートプロジェクトにもこの夏参加し、金沢から電車で2時間ほどのところにある。問題は北陸から四国への移動である。小松・富山からの羽田便は乗り継ぎが悪く、福岡→徳島という便があり、福岡経由で徳島に移動した。地図で見ると直線距離の倍くらいの移動距離になった。でもそのほうが時間的には近いというか早い。便利な飛行機を使いながらも効率の悪さを感じた。日本のサイズにあった移動手段がもっとあっていいのにと思う。
需要がないから便がない、便がないから行き来がなくなる。強いところが勝ち残り、弱いところが消えていく。もし飛行機がもっと気楽なもので、隣町にバスで行くような気分で、飛行機に乗って日本中の町に行くことができたら、きっと今までになかった、こと・もの・ひとが生まれてくることであろう。大きな飛行機でなくともセスナ機のような小型機が地域と地域を頻繁につなぐようなことができたら、日本地図の意識も見え方も変わってくるような気がする。
タケコプターがあればいいんだけどね 。
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