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東京で個展が始まりました。実に8年ぶりです。場所は千代田区の廃校になった中学校がリノベーションされてアートスペースになったところです。名前は「3331Arts
Chiyoda」といいます。3331は地元の神田明神のお祭りの時に行う手締めの拍子のカウントです。地域の方々と交流をしながら運営を進めていこうというこの建物の役割の方針が名前に表されています。校舎の外壁には「明後日朝顔」が春から育てられて、今月末に地元の方々と収穫祭を行う予定です。校舎の1階にギャラリーがあり、300平方メートル程の床面
積があり、美術館の企画展示室なみの広さがある場所です。
個展のタイトルは「ひとはなぜ絵を描くのか」。広報物のビジュアル(写
真)には、雪の降っている中で絵を描いている、私の後ろ姿を使っています。南米ボリビアの標高4200メートルほどのところで絵を描いた時の様子です。そんなところで何故絵を描いているのでしょう?
このほかに、エジプトアレキサンドリアの海の中で描いてきた絵、エジプトのリビア国境近くのサハラ砂漠で描いてきた絵、北極圏で描いてきた絵、シベリア鉄道でハバロフスクからモスクワまで1万キロを移動しながら描いてきた絵、ボリビアアマゾンで描いてきた絵、ブータンの空を見ながら描いてきた絵、ペルーの遺跡の中で描いてきた絵、インドネシアの小さな島でシャーマンと描いてきた絵、ラオスの村の学校で描いてきた絵、カメルーンの村で描いてきた絵、ブラジルのアマゾンを空から見ながら描いてきた絵、世界一古い道であるイタリアのアッピア街道で描いてきた絵、などが展示してあります。どうして絵を描いているのか?これらはどれも、人に見せようと思って描いてきた絵ではなく、旅から帰ってきたら、そのままになっていたものたちです。
「ひとはなぜ絵を描くのか」。それに答えはあるのでしょうか?個展会場の一室に絵とテキストが壁に同一に展示してある空間があります。そこにはその展示してある絵を描いた時の心境が書かれてあります。30枚の絵が連続して描かれていく時の絵を描く気持ち。見に来てみてください。
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