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この6年、毎年南米に行っている。最初に行ったのは15年くらい前。テレビ番組の取材でボリビア、ペルーなどに4回ぐらい行った。ナスカとかインカ、プレインカの文化に触れて、すっかり南米好きになってしまった。当時は歴史学者、考古学者と一緒に旅をして、遺蹟をめぐり、遺物を見ては当時の人の営みとか、思考とかをアーチストの視点から想像して、古代の世界をイメージしては胸躍らせていた。
南米の文明は、世界の四大文明とは違って、図像、形状など、どこか人間味が溢れ、微笑ましいのが特徴である。地元民はアジア的な風貌もあり親近感がわき、きっと我々の祖先は陸続きで移動したか、はたまた海を渡ってたどり着いたかに違いない、と思える、そして何よりも、ものつくりの美意識のセンスが日本と繋がっている感じがするのである。
テレビ番組で頻繁に訪れていた頃、「きっとここにはまた来るのだろうな」と、なんとなく感じていた。そんな予感がここ数年的中していると言っていいのか、よく来るようになってきている。そのきっかけは、古代遺跡ではなくサッカーであった。
W杯ブラジル大会の前年にコンフェデレーションカップがあり、日本はアジア代表として出場し、サムライブルーのサポーターとして行ったのが2013年。イタリアと素晴らしい試合をしたのをよく覚えている(あの時のチームから今のチームはどれだけ成長しているのだろうかノ)。今も忘れられない。
翌2014年はW杯本番も応援しに行ったが、残念ながら日本は3連敗。サッカー絡みで二年続けて南米を訪問した。引き続き2015年はリオデジャネイロ
オリンピックに向けて、東京オリンピックの文化プログラムを展開することになり、そのリサーチに、2016年に「TURN」という文化プログラム(アーチストが福祉施設の入居者と交流をし、その成果
を美術館で発表する)を、サンパウロの施設で行った。高い評価を受けて、2017年は、アルゼンチン、ペルー、2018年はエクアドルに「TURN」が招聘された。今後もなんらかミエナイチカラで地球の裏側とつながりたいと思っている。
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