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DAY AFTER TOMORROW
Katsuhiko hibino in Iwaki 2001
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 正月早々私は糊を探して自転車を漕いで青山通りを走っていた。
 最初は家の近くのコンビニへ行った。最近は基本的な文房具も置いてあり、年末年始も関係なく営業している。その営業努力はほんと郵政を民営化させてしまうほどのものであるのだが、ない!私が欲しい糊がない。スティック糊はあるのだが私が欲しいのは「ヤマト糊」。昔は町内には文房具屋さんがあって、ノート・文具・画材・赤白帽などがあり、そこの定番といえば「ヤマト糊」であった。しかしコンビニではスティック糊にその座を奪われてしまっている。ならばしかたがない、もう少し足を伸ばして無印良品の店へ行ってみよう。
 MUJIの文具の棚を思い出してみると、なんとなくチューブに入ったヤマト糊があったような気がした。しかし正月3日からやっているかどうかが怪しい。それも午前中。青山界隈の都心は車も少なく、人通りもまばら。やってそうにないなと思いきや、やってました。MUJI偉い!と喜びも束の間。やはりここも定番はコンビニ並みでありました。
 さあどうする。こうなったら意地だ!待っていろヤマト糊!今助けに行ってやるからなァー!!と、自転車の向かった先は渋谷東急百貨店東横店。この中に文具大手販売店の銀座伊東屋が入っている。百貨店は、今日はやっているのは確かだし、伊東屋になかったらヤマト糊も風前の灯火である。青山から渋谷へ行くのは文字通り山から谷へ坂を下っていく、自転車にはもってこいのコースである。その高低差たるや、「青山表参道の地下鉄銀座線の駅は当然地下にあるのだが、渋谷の駅はビルの4階である」ほどである。気がつくと私は伊東屋のヤマト糊を買い占めていた。ついでに絵具・定着液・色鉛筆も買い物篭に入れていた。レジへ行って会計をしてもらっている最中に重大なことに気がついた。お金が足りない。近所にヤマト糊だけを買いに出ただけだったので手持ちが少ない。「すいませんヤマト糊だけにしてください」
 で、どうして正月からヤマト糊が必要だったか?という件についてですが、文字数の都合上、一身上の都合によりということにさせていただきます。というか作品制作上の都合によりということでした。今年もよろしく。
(アーティスト)




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