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アートプロジェクトをどのように評価したらいいのでしょうか? という命題に直面
している。このアートプロジェクトは良かったね、とか悪かったねとか。次回に繋げていくには評価をしなくてはならない、という定めがあるような、ないような。評価なんてなくていいのでは、という声も聞こえる。
物の価値は値段でついている。プライスレスというどこかのコマーシャルで耳にしたような言葉もある。アートプロジェクトとは物というより事なので、なおさらプライスレス的ではあるが、だからといって定量
化するのを避けて通るというのもなんだから、その事を評価する項目をつくろうと今試みている。
これも「評価プロジェクト」という、1つのアートプロジェクト的になっているところが、またまた悩ましい。その標的にしたのが「種は船航海プロジェクトfrom舞鶴」である。この内容については、ここでは省略させていただきますが、気になる方はネット検索してチェックしてみてください。
このプロジェクト関連の資料や成果物を、まずは目録にするところから始めてみた。この作業には、アーキビストという職能の人を指導者に迎えて行った。いきなり「非現用、半現用、現用に仕分けしましょう」と、訳のわからない言葉が出てきて、「それって何ですか?」という初歩的質問から始まった。現用とは現在用いられているという意味で、半現用は時々用いるという意味、非現用はもう使うことはないという意味である。
仕分ける材料として、スケッチ、模型、写真、印刷物、ワークショップで制作した物、手紙、神社の祝詞の写
し、お酒の熨斗紙、ダンボール看板、車に張り付けてあった種は船シート、朝顔の種、などなど様々すぎて…。どれが現用で非現用がなんて、どう決めればいいのだろう、みんな半現用のような気がするけれども、それでは分類にならない。
なんだか年末の大掃除か、引っ越しの準備か、最初は意気込んではみるものの段々面
倒になってきて、全部まとめて箱に入れちゃえ! と現実逃避してしまう例のパターン、名付けて逃避現用! そんな気になる作業です。
しかし分別すれば資源、しなければゴミという目の前の現実を1つずつこなすしかないのです。これもアートプロジェクトの評価の為なのです。
この作業をしていて、アーキビストのプロの一言に救われました「こんなに分類が困難なのは未だ経験がない、これは新たなアーカイブの可能性を感じる」と。そうなんだ、これは新たな新大陸発見の航海なんだと、果
てしない海原を前にして、自分に言い聞かせるのであった。(つづく)
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