「サッカーは文化だ」というフレーズで「マッチフラッグプロジェクト2014ブラジル」というワークショップを全国12地域で行っています。これは今年6月に開催されるサッカーワールドカップブラジル大会に出場するアジア代表日本を応援するとともに、サッカーの魅力を広く伝えようということを目的としているものです。
内容は布を使ってフラッグを作っていきます。普通
のフラッグと少し違っているのは、対戦する相手の国の旗も組み込んだデザインであり、開催される地名、日にちも記すところにあります。サッカーは世界で最も競技人口が多いスポーツであり、国際サッカー連盟に加盟している国の数は国連加盟国より多いのです。そしてその世界大会が4年に1度開催されるワールドカップであり、今回はブラジルに世界各地域の代表が集結するのです。サッカーという共通
言語で語り合う場がワールドカップであり、スタジアムであり、その試合に集まってくる両チームのサポーターが集う街なのです。
この姿を見ていて、川のほとりに集まってくる人々の姿を連想しました。その昔、水を求めて川のほとりに集まってきた人々は、自分たちと異なったものを持っている人々と出会い、そこで交易、文化交流が始まったのです。いわゆる世界の4大文明というものであります。サッカーという川のほとりに対戦する国のチームとサポーター同士が交流をする。サッカーはまさに文化といえるのではないかと考えるのです。ゆえにマッチフラッグは二つの国とその出会った土地と日にちを記すのです。
第24回ワールドカップブラジル大会からまた新しい文化がうまれていきます。
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(アーティスト) |
※紙面に掲載される画像はモノクロになります。 |
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