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DAY AFTER TOMORROW
Katsuhiko hibino in Iwaki 2001
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 絵を描く場所はどこでも構わない。絵を描く素材は何でもいい。だからいつでもどこでも絵は描けるし、いつでもどこででも絵を描きたい。とはいえ、1日中絵を描いてはいられないし、集中力にも限界がある。いくら大好きな食べ物でも毎日食べていたら飽きるだろうし、体によくない。腹が減ったらご飯を食べるように、描きたくなったら描く。描きたい時が描ける時である。
 とはいえ、ここ数年活発に行っているいくつものアートプロジェクト、さらに大学の業務等で、絵を描く時間が取りづらくなってきている。だから最近自分の生活の中にある仕掛けを仕込んでいる。展覧会とか、講演会とかがあるときに、絵を描ける場所を設定する。つまり公開制作である。
 80年代から人前で絵を描く行為を見てもらい、絵が出来上がるところを見てもらう目的で公開制作を度々行ってきた。この「日々の新聞」発行のきっかけとなった2000年のいわき市立美術館での個展の際にも、公開制作を行った。あの日は忘れもしない9月12日。つまりニューヨークの同時多発テロ9・11の翌日であった。公開制作の絵にはその事件を受けての身体の反応が軌跡として残っている。あれから18年かぁ。

 今年の公開制作は7・7(金沢21世紀美術館)/8・22(ENSO ANGO HOTEL 京都)/11・3(岐阜県美術館)/11・9(高松市美術館)/11・23(大阪国立国際美術館)/12・16(熊本市現代美術館)/2019年春(静岡市立美術館)です。私はこれを「HIBINO LIVE TOUR」と呼んでいます。
 写真は高松市美術館での様子で、タイトルは「J TRIP茶室」。80年代に私が内装をした六本木の伝説?、J TRIP BARが茶室になるというストーリーです。この原稿はまさに今から描く前に書いています。美術館の学芸員が会場準備をしてくれました。画面 はダンボールです。私は自分の画材と素材を携えて意気揚々と乗り込んできました。さてさてここから私は何に反応して体が動いていくのか、自分で自分が楽しみです。2018年11月9日の高松のライブ感を観客と共に味わいます。 

(アーティスト)
 

 
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