「納豆飛行機」というタイトルのワークショップが茨城空港で行われた。いったいどういう内容のものなのか? 航空会社の受付カウンター前に机が並べられている。机の上には藁の束が1人1kg分が置かれてある。そして、参加者に紙が配られた。その紙には次の様なことが書かれてあった。
『HIBINO SPECIAL からの報 告によると、本日2月21日、茨城県上空に納豆菌が発生しました。大豆が乗客の藁で出来た飛行機を作成して、空をめざして、空で納豆に!《出発のご案内》茨城空港DEPEARTURE
TIME→2015/02/21 PM5:00 ARIVAL TIME→ 空で納豆になったらノ帰ってくる』
茨城水戸の名産品、納豆の昔ながらの藁で包まれた、あの姿は、なるほど飛行機の胴体部分に似ているかも。あれに羽根をつければ飛びそうな形になる。参加者は一斉に飛行機の製造にとりかかる。藁と格闘すること3時間、出発時間が近づいてきたが、なかなか離陸できない。空港の天井から、モビールのようにして参加者の飛行機をバランスとりながら吊っていくのだが、大きさ重さがまちまちだから、ひとつひとつ調整しながらのフライトになる。そんな作業をしていた時、空港アナウンスがかかった。
「アテンションプリーズ、定刻午後5時発茨城空港上空納豆菌エリア行き、ご利用の大豆様に申し上げます。出発予定時刻を過ぎており、大変ご迷惑をおかけしております。航空機混雑のため管制塔からの離陸の許可を待っております。今しばらくお待ちください。なお、本日発生した茨城空港上空の納豆菌はなかなかなくなりませんので、ご安心ください」。藁に包まれた機内の大豆客から「急いでも納豆にはなれないから、のんびり行こう」と声が聞こえた。結局、管制塔から指示が出たのは、午後6時。1時間の遅延となった。参加者たちが製造した納豆飛行機は全部で48機になり、無事に全てが飛び立つことができた。茨城空港名物「納豆飛行機」の誕生。大豆の乗客が納豆になるまでは空に浮かんでいるという。
これは「HIBINO HOSPITAL」 という私が1999年から行っているアートプログラムです。あしかけ16年、この日で65回目のワークショップでした。次は何をやろうかなノ。
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(アーティスト) |
| ※紙面に掲載される画像はモノクロになります。 |
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