今までにどれだけの橋を渡ってきたのだろうか?その橋を渡らなければここまで来られなかったろうし、橋がなければどこへも行けなかったかもしれない。
先が見えているのにそこへ行く術がない、対岸は見えているのだが川を渡る方法がない。そんな時出てくるアイデアとして、「水が浅くなるのを待とう」「渡れるポイントを岸辺を歩いて探そう」「一か八か泳いで渡ってみよう」などと考える。これらはその人が川を渡ったらそれで終わりだけれども、後からも同じようなことを考える人がいるだろうなと言うことに対しての行動となると、「舟をつくる。橋をつくる」ということになる。
日々の新聞が3年目に突入した。いわき市立美術館で個展を行ったのがきっかけで安竜さんと出会った。その時「橋をつくります!」そんな意味に聞こえたのが「日々の新聞をつくります!」という安竜さんの言葉であった。
この紙面が多くの人の橋になっている。社主1人社員1人の小さな橋は毎号毎号つなげていって大きな川を渡っていっている。川があるから橋を作ることが出来た。そんな川と橋の関係が良く見える日々の新聞である。これからもどんどん繋げていっていろいろな川を渡らせてください。
《開通2周年記念式典祝辞》
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