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DAY AFTER TOMORROW
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Katsuhiko hibino in Iwaki 2001
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日比野克彦特集 新聞販売
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しんぶんのおりこみチラシのしんぶんのおりこみ
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熊野本宮大社にはビッグユニフォームが掲げられていました
東京藝術大学美術学部の授業で「古美術研究」というものがある。2週間をかけて古きを訪ね、現場で体感する授業である。私も学生時代に奈良、京都に同級生たちと旅行しながら寺社仏閣、仏像、庭をめぐったことは良き体験であった。先月ひさしぶりに、私が引率の教員としてこの授業を担当した。するとこれまでにはなかった熊野があらたに加わっていた。
京都よりも古(いにしえ)の奈良、奈良よりも古の熊野。授業を前半後半に分けて、熊野からスタートして奈良に入るコースを私が担当することになったのだが、実は私は初の熊野。三重からアクセスする修験道の修行の道である熊野古道の入り口辺りまでは行ったことがあったが、広域な世界遺産の中心である熊野三山にまでは行ったことがなかった。学生たち30人とは熊野市駅で現地集合し、バスで速玉 大社、那智大社、本宮大社をめぐり、熊野古道を歩いた。
今回のテーマは「タイムマシン」。古いものが残っているという現在の視点から見るのではなく、自分自身もその時代の人になって時間移動した目で体感する。世界遺産とか、歴史という情報をリセットして見る。何も知らないで、無垢で接する。だがしかし、予想通 りこれはなかなか難しい。まさに修行の場である。
ちょうどこの時期はなでしこジャパンのW杯大会期間中であった。神社に正式参拝し、神職の方にお話をしていただく「熊野神の使徒である八咫烏(やたがらす)は日本サッカー協会のエンブレムマークになっており…」。熊野の山に歓声が聴こえる!
まさに、なでしこも修行の真最中。男子も含め、サッカー選手の挑戦を、そして時には挫折を見たり、知ったりするたびに、わが身を振り返る。アメリカ強かったなあ。4年前の2011年7月17日に日本に負けたことから修行の道が始まったアメリカ。その成果 が2015年7月6日、日本との5対2のスコアになった。
熊野古道から帰ってきたが、熊野古道とはその長いようで短い時間の道なのだろう。みんなそれぞれが自分の中の熊野古道を歩き続けているのだろうと思う。
(アーティスト)
※紙面に掲載される画像はモノクロになります。
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