札幌のギャラリーで「夏休みの絵日記」というタイトルで個展をやっています。8月の1カ月間、絵日記を描きました。きっかけは展覧会を急遽やることになり、その出品作品を制作しなくてはならないけれど、8月は宮城とか新潟とか瀬戸内とか岐阜、水戸などアートプロジェク真っ盛り。さあどうしよう…。という中で、ならばこの状況があるからこそできるものをやろう! 毎日あちらこちらで起こる出来事を絵日記にしよう! となったのです。
子供のころ夏休みに絵日記の宿題がでると「何を描こうかな」とお題に困ったりしたことはだれしも覚えがありますよね。しかしその心配はまったくないほど、スケジュール表は埋まっていました。携帯用の画材と紙を鞄に詰めて移動するという31日間を過ごしました。そして9月5日に無事に31作品を額装し、白い壁に展示し、展覧会を開くことが出来ました。
オープニングの日、改めて31枚を見るとあることに気がついたのです。「絵日記はアーカイブ」なんだと。アートプロジェクトのアーカイブつくりにはこれまで、写
真とか企画書とか、参加者のアンケートなどが多用されてきました。モノつくりとは違って、コトを起こすタイプの作品であるアートプロジェクトはアーカイブつくりが難しく、いま各方面
で開発中なのです。「絵日記はまさにその日の出来事を書き留める方法論なのだ!」と、昔からある絵日記というものに新たな可能性を見いだして、ちょっと感動してしまいました。
よし! これからも毎日描こう! としたけれども、9月に入ってから描いていません。宿題はやはり締め切りがないとやらないものなのですね。
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(アーティスト) |
| ※紙面に掲載される画像はモノクロになります。 |
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