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人が始めから持っている力に教わる展覧会が始まった
京都府亀岡市にある、みずのき美術館で「TURN展・人がはじめから持っている力」が11月8日に始まった。5日から搬入作業と設営で現場に入り、全体の展示構成を行った。16人の作家36作品が展示されている。
この中で異色の作品をひとつ紹介しよう。野田秀樹の「人類への胃散」。美術館に野田さんが作家として出品するのはきっとこれが初めての事だろう。で、何をどのように出品しているかというと、自作のテキストを朗読している音声が会場に流れる。そしてその内容がミロのビーナスについて語っているので、その模型彫刻が飾られている。鑑賞者はその像を見ながら野田さんの声を聴くのである。
ミロのビーナスの彫像はみなさんご存知だろう。両手がなくて、下半身が布で覆われている、あの彫像である。両手が何故ないのか、なぜ下半身が布で覆われているのかということを解説している話である。話を聞きたい人は京都に来てください。どうも両手は肩の先には最初からなかったらしい…。
展示を終え(もちろん私の作品も出品しています)、私はラオスに向かうために関西国際空港に来ています。そこでこの原稿を書いています。ラオスの首都・ビエンチャンから1日車で移動してたどり着ける、ポントン村。毎年11月になると、そこにある小学校を訪れ、子供達と絵を描きます。この小学校には図工の時間はなく、私が行く日が、唯一、1年に1度の図工、美術の時間です。そこには「人がはじめから持っている力」があり、私がそれを教わりに行っているともいえる。TURNの旅のような気もします。
では、行ってきまーす。
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