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DAY AFTER TOMORROW
Katsuhiko hibino in Iwaki 2001
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 塩釜湾でTANeFUNeを久しぶりに運航した。TANeFUNeとは朝顔の種の形をした船の名前。4年前に舞鶴で造船して日本海を航海して新潟港に行き、陸送して塩釜港に来たのは2年前である。浦戸諸島の寒風沢島と朴島を訪ねた。
 30代の加藤くんは1度出身の島を出たけれど、帰ってきて農業を行っている。川畑さんは牡蠣の養殖一筋の80歳。途中で区長の息子さんに会った。今年中学生1年生になるカズト君は、入学式に読み上げる挨拶文を、港で練習がてら披露してくれた。将来の夢はプロ野球の選手らしい。
 風が強くなってきた夕方に水しぶきを全身に浴びながら、塩釜港にもどり、「つながる湾プロジェクト」のメンバーたちと会う。これからの活動のありかたについて議論する。
 翌日は女川に移動する。仙台と石巻をつないでいる仙石線がまだ全線開通 していないので、本塩釜から松島海岸までは電車で行き、JR代行バスに乗り換えて、石巻の5つ手前の矢本駅まで行く。この代行バスが豪華観光バスで、遠足気分になれる。電車賃にバス代も含まれて石巻まで580円、バスの移動は40分、全体で百分ほど。途中に工事中の高架になった線路をみたり、伊達政宗がつくった堀をみたり。電車からとは違って、バスだとなぜだか、名所めぐり感がでてくる。おまけに、航空自衛隊のブルーインパルスの練習風景がついてきた。
 石巻でレンタカーを借りて、女川へ。建築家・坂茂さんのコンテナでつくった仮説住宅と先月できた女川駅と温泉施設が合体した「湯ぽっぽ」を見学する。
 この春まで中学校の先生をされていた佐藤さんに話を聞く。教員生活は28年間。震災後の4年間のために、その前の24年間の教員生活があった、と語る。定年前に退職されたのには「考える時間が欲しかった」と。
 駅前は、今は盛り土されて区画整地され、じきに駅前商店街が現れてくる。その中で、色合いが異なる塊がひとつだけある。倒壊した交番である。このビルは佐藤さんの教え子たちの運動によって記憶遺産として保存されることになった。昼ごはんを食べる時間がなくなり、仙台駅までレンタカーで移動した。 
(アーティスト)
※紙面に掲載される画像はモノクロになります。




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