地上絵づくり
「ふくしまっ子の夏休み」という企画からワークショプの依頼を受けました。場所は秩父のキャンプ場。当日は福島在住の親子12組が参加。タイトルは「地上絵をつくろう!」です。まずはスケッチブックに地上絵の下絵となる図柄を自由に描きます。実際に地面
に描く地上絵のために与えられた材料は毛糸が300メートル。線画で描いたスケッチの線に等間隔で目盛りを付けます。その目盛りが300丁度になるように線で絵を描きます。300メモリを使い切って地上絵を描くのです。
下絵が出来たら、毛糸とハサミを持って芝生のグランドへ移動します。自分の歩幅でメモリの数の分の線を計りながら、地上に下絵の絵を元にして絵を拡大して毛糸で線を描いていきます。毛糸は程よく芝生に絡みながら地上に固定されていきます。
12チームが同じグランドに絵を描くので、一部絵が重なります。しかし毛糸の色が違っているので違う絵だということはわかります。親子が協力して、人生最大! 今までで一番大きな絵が完成していきます。しかし敵はこの日の気温!全国的に高熱注意報が出る勢いの夏真っ盛りの日差しでした。水分補給しながら絵は無事に完成!
そして休憩後に、今度は自分たち以外のチームの地上絵を解読しました。絵はでかいので、空から見ないと全体像がわかりません。しかしそこは想像力を発揮して、何の絵が描いてあるかを見極めます。本家本元のペルーのナスカの地上絵も長い間、誰からもその存在が知られる事なく、最近になって衛星写
真で初めて地上に絵がある事がわかりました。
芝生の毛糸の地上絵も何も知らない人が来たら、毛糸が落ちているなというくらいです。しかしよくよく見ると、その毛糸の線には意味があり、意思があり、絵になっているのです。その絵の意味に、その絵の正体に気がついたときには、宝を発見したかのように興奮します。この地上絵はしばらくこのままにしておきましょう。誰かが気がついてくれるかな…。そんな秩父での福島の親子たちの1日でした。 |
(アーティスト) |
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