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マイクの先に多くの人の顔が見える
NHKラジオ第一放送の番組「ラジオ深夜便」のゲストで2カ月に1度出演しています。昨年の4月からの1年間の契約で、年に6回の出演になります。5回目の放送が、1月5日(月)にありました。ゲストの出演時間は深夜23時20分くらいから00時50分までで、生放送です。とはいっても実は生放送はこの日が初めてでした。それまでの4回は全て事前収録。なかなか生放送の日に東京に居なくって、その分、全国各地で「昨日聞いたよ」と直接反応を聞いたりして、NHKラジオの威力を実感していました。
正月の5日は岐阜の実家から東京に戻り、仕事始めで、久々な都会? な感じの、なおかつ初の生(なま)で…。こんな感じで始まりました。
「ラジオって凄いね、今この話が日本中に聞こえているんだもんね、日本列島全てのエリアに、離島の島々まで、この瞬間に声が伝わっているんだもんね。みなさんあけましておめでとうございます。昨年も全国各地でアートプロジェクトを展開しましたが、今年も行きまーす。でも私の身体が各地に行くには飛行機とか電車とか船とかに乗って行かないといけないけれど、このラジオは、今この瞬間に声が、各地域に届いているって素晴らしいね。どうして声は行けるのに、身体は行けないのだろうね…」という具合で、なんだかいつの時代の人のコメントなのだろうという感じです。
若干、正月ボケの浦島太郎的なテンションだったかもしれません。生放送には、事前収録では全く味わえない感覚がありました。テレビの生放送の経験もありますが、「今全国に伝わっている」という実感はラジオの方が強い気がします。それも昼間ではなく、深夜帯という時間が、そう感じさせているのだと思います。
深夜の全国放送のラジオの生放送は、よりひとりひとりに語りかけているという状況が喋り手の方に想像され、スタジオのマイクの先に多くの人の顔が見えていて、ラジオの魅力を再発見しました。見えないけれど見えているというのがラジオだけれども、いつかは、声と同時に身体も届けることができて、見えなくはなく見えている、という時がくるだろうね。でもきっと深夜便は見えなくて、声だけの方が夜の暗闇タイムには丁度いいんだろうね。
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