GIFアニメ 日々の新聞
CONTENTS 日比野克彦のページ
DAY AFTER TOMORROW
Katsuhiko hibino in Iwaki 2001
日比野克彦特集 新聞販売
しんぶんのおりこみチラシのしんぶんのおりこみ
日々の新聞
風の通る家
いわきクロニクル
オンブズマン
編集後記
招待席

田人お伽草紙
草野天平の頁
HIBINO IN IWAKI
時のゆくえ
仲間たちの野辺送り
蔡國強といわきの物語
DUO
オリジナルショップ
定期購読
リンク集
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41
42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62
63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83
84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104
105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125
126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146
147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167
168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188
189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207    





 雪まつりという言い方が何の抵抗もなく使われているけれど、いつからあるのだろうか。最初に聞いた時は耳に馴染まない言葉の組み合わせだっただろう。北国にとっては厄介な雪を逆に利用するという画期的な発想だったに違いない。
 今年の冬は大雪である。先日は新潟で1日70センチ積もったという。大量 の雪があれば雪まつりも盛大になる、というわけにはいかず。ほどよい雪と、ほどよい晴れ間が必要である。ほどよさは地域によって異なる。
 東京で雪を見てはしゃぐ大人を先日見た。積雪はたかが1センチではあったが、東南アジアからの観光客だろうか。六本木の歩道でまだ人の足跡がない植え込みの根っこのあたりに自分の足を突っ込んでは、その感触に叫び声を上げていた。彼女たちにしてみれば人生初めての雪まつりだったのだろう。その気持ちがエスカレートしていくと札幌雪まつりのような巨大雪像のようなものになっていく。
 雪まつりは各地で行われており、2月19日から21日の3日間、新潟県十日町市まつだいでも「大地の芸術祭2010冬雪アートプロジェクト」という雪テーマのまつりがある。そこに私も参加する。タイトルは「種は船ソリ」。種の形をした船型のソリでゲレンデを滑走するのだ。乗車券は朝顔の種。滑った距離でその種の今年の行き先が決まる。
 この地では2003年から明後日朝顔というプロジェクトを続けていて、今年も春になるとここから育っていった種が20数地域で植えられる。種は冬の間はジーと待っているのだが、今年の冬は種も駆り出されて自らの行き先をソリに託す。移動することにより種は鍛えられていく。
 カナダバンクーバーで冬季オリンピックも始まった。これもそうとう規模のでかい雪まつり。氷まつりも入っているが、坂からジャンプして100m飛ぶ。氷の上で3回転半する。ヒトはそんな生き物なんですね。敢えて挑む、厳しい自然の現象をプラスにする。ヒトが進化の段階で経験してきたことが、雪まつりの原点なのだろう。
(アーティスト)
※紙面に掲載される画像はモノクロになります。




日々の新聞風の通 る家いわきクロニクルオンブズマン情報
編集後記田人お伽草紙草野天平の頁日比野克彦のページ
フラガールオリジナルショップ定期購読リンク集


 
  ホームへ画面上へ