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Katsuhiko hibino in Iwaki 2001
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 6月6日にウズベキスタンのタシケントで日本対ウズベキスタンのサッカーの試合が行われた。私はその前日にタシケントの旧市街にあるバザールにサッカー界を盛り上げるためのものを買い出しに出かけていた。
 その前にまずは両替をする。ここの通貨はスム。1000スムが約65円である。1万円を両替すると15万5千スムになり、1000スムが一番大きい紙幣なので、155枚の札束になって返ってくる。厚さにして8センチほど。500スム札も混ざっている。65円札と33円札の束である。
 しかし札束の存在は緊張する。こんなにもってバザールの人ごみに出かけることはいいのだろうか? と思いながらも行くしかない。「両替しすぎたのだろうか」と疑問を感じながらも、相場が分からないからチャック付きのポケットに札束を輪ゴムで留めて、押し込んで出かけた。
 マッチフラッグというプロジェクトを現在日本サッカー協会と一緒になってやっている。これは日本のフラッグと対戦国のフラッグを1枚のフラッグにデザインして応援するというものである。試合会場の外でのサポーター同士の交流と、想いを形にという趣旨である。

 これを始めたのは今年の1月の熊本であったイエメン戦からである。この時は300枚ほどのマッチフラッグを街中やスタジアムに掲げた。制作場所は熊本市現代美術館を中心にして行い、スタジアムと美術館が連携したアクションになった。日ごろスタジアムに行かない人が美術館でサッカーのフラッグを作り、スタジアムに出かけ、日ごろ美術館に来ない人がフラッグを作りに美術館に現れた。

 バザールで布20m、ハサミ10本、接着剤1000cc、ハケ10本を買った。札束の厚さは半分ぐらいになっていた。試合当日の朝からタシケントでマッチフラッグの制作が始まった。参加者は日本から応援に駆け付けたサポーターと地元ウズベキスタン人。数時間後に行われる戦いを想いながら、両国サポーターが1枚の布(4m×3m)の上でポジションチェンジしながら互いのフラッグを作っていく。
 スタジアムにマッチフラッグは持ち込まれ、日本は勝利した。そしてワールドカップ出場を決めた。
 記憶に残るマッチフラッグとなりました。
(アーティスト)




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