ヒビハドトカダブという言葉をご存知ですか?きっとあと5年後には、みんなが口ずさむ言葉になりかもしれません。おまじないのようなこの言葉は、東京都の上野公園にある文化施設の総称ならびに、上野での文化活動全般
のことを言います。
上野の施設で一番有名なのは、やはり上野動物園でしょう。パンダ人気は衰えず、ゴールデンウイークも2時間待ちの例が出来ていました。そして日本の文化的遺産の宝庫、国立東京博物館。高さ10mの恐竜の原寸大の骨が入り口にある科学博物館。ロダンの考える人などか屋外展示されている国立西洋美術館。オペラなどが上演される東京文化会館。そして東京芸術大学。あと上野の森美術館。国立こども書籍図書館。である。これらの頭のひと文字をつなぎ合わせると、ひびはどとかだぶ。なのである。年間1100万人が訪れる上野のこの資源をより創造的に進化させるおまじないがヒビハドトカダブなのである。
動物園を見てから美術館にいく。博物館に行ってから音楽会にいく。すると2つのものが交わって新しい何かが生まれてくる。文化施設のスタッフ同士も交流し、互いの専門性を生かし、これまでにはなかった領域が見えてきたりする。そんな芸術の上野になっていく。この活動を行っていくきっかけとしてこの春から始まったのが、「あいうえの」という初めて上野に来た子供達に「またきたい!」という気にさせるプロジェクトである。
各文化施設の教育普及などが中心になり巡りながら楽しめる企画を立てています。ぜひみなさんも今度上野に来た時には「あいうえの」「ヒビハドトカダブ」に出会ってください。
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(アーティスト) |
※紙面に掲載される画像はモノクロになります。 |
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